SPECIALTY COFFEEとは?

『本当に頑張っている人が報われる世界をつくる』コーヒー

2050年にはコーヒーを飲めなくなるかもしれない。
と言うことを知っていますか?

その問題を解決するために生まれたのが、
スペシャルティコーヒーです。

品質が良い。だけじゃない
本当に知ってほしい『スペシャルティコーヒー』のお話。




スペシャルティコーヒーの特徴について大きく3つに分けてお伝えします。

1・味

一言でいうと風味豊かでとても美味しいコーヒー。

スペシャルティコーヒーと呼ばれる豆は、
Qグレーダー(Licensed Q Arabica Grader)という国際資格を持っている人に審査され、
そこで100点満点中80点以上のとても高い評価を得たものだけが選ばれます。
これは、世界に流通しているコーヒーの上位5%と言われています。

豆が高品質なのはもちろんの事、
コーヒーという飲み物になるまでには
いろんな工程があり、焙煎され、粉にされ、お湯や水をかけ、やっと1杯のコーヒーになります。


そのどこか一つでも問題があればスペシャルティコーヒーでは無くなってしまうのです。

2・サスティナビリティ(持続可能性)

スペシャルティコーヒーの取り組みは
生産者の暮らしを守りながら
消費者への供給の安定を目指しています。

と言うのも、コーヒー豆の生産国の多くが貧困問題を抱えています。

品質が良いとされるコーヒーは標高の高い断崖絶壁などにあるので、
生産農家の仕事はまさに命懸けの重労働です。

それにもかかわらず、
生活費に困窮し、違法薬物の栽培に手を出す人もいるほど、
コーヒー豆農家の収入は低く、暮らしが厳しいのです。



1杯のコーヒーになるまでに
約100人の人が携わっていると言われていますが、

日本ではコンビニコーヒーなど100円で買えてしまいますよね。

これは、命懸けの重労働をしているコーヒー豆農家の人たちに
ほとんど支払われていないから、なんです。


ここで考えてみてください。。。
そんな仕事を自分の子供に継がせたいと思うでしょうか?

その結果、跡継ぎが居なくなり
2050年にはコーヒーが飲めなくなるかもしれない。
と言われています。

その問題を解決するために『スペシャルティコーヒー』は生まれました。

ここからは3・トレーサビリティ に続きます。

3・トレーサビリティ(追跡可能)

真面目に美味しいものを作っている農家さんを特定し

直接取引(ダイレクトトレード)をする事で、


その農家さんとご家族が

ちゃんとした生活をおくれるだけのお金を先にお支払いし、

その上で一緒に美味しいコーヒーを作ってもらえませんか?

と始まったのがスペシャルティコーヒーの成り立ちです。

生活の安定が確保される事で継続可能になり、
また、そうする事で、
どこの誰が作って、誰が運んできたか、が分かるようになります。

問題が起こった時に原因の特定や改善ができる事で、

さらに品質の向上を目指せるようになりました。



『本当に頑張っている人が報われる世界をつくる』コーヒーとは


真面目に取り組んでいる農家さんが

搾取される事なく、

ちゃんとした生活がおくれるようになる仕組みになっているから、なんです。



『私たちが選ぶその1杯のコーヒーから、巡り巡って誰かの笑顔に繋がる』



そんな事を専門学校に通っている時に知り、

もうこれをやるしかないだろと、

スペシャルティコーヒー専門店という道を選択しました。